SxP DAY vol.476「モンスター」
雨の日のチャイは、体の芯まで染み渡る。
先日観た映画「モンスター」(2003)
86年のフロリダを舞台に、
わずか1年で7人もの男性を殺害した
女性シリアルキラー“アイリーン・ウォーノス”の実話を映画化したもの。
この作品、何に惹かれたかというと、
主演のシャーリーズ・セロンがとにかく凄い。
普段演じている彼女の役柄とはまるで別人のよう。
役作りのために13キロ肥り、特殊メイクで熱演した作品なんだとか。
実在した“アイリーン・ウォーノス”。
周りから見たらきっと、いわゆる「イタい子」
「可哀想な子」で片付けられるんだろう。
そんな彼女が育ってきた環境を思えば、
本人は道を踏み外してしまっている事にも気づかないほど
「生きる」ことに必死だったのかもしれない。
だからこそ、もっと早く
“セルビー”(最後の恋人)のように
彼女に対して、少しでも手を差し伸べてあげられる人が近くにいたら、
堕ちていくのを止められたんではないか。なんて、思ってしまう。
シャーリーズ・セロンは
「タリーと私の秘密の時間」(2018)
でも、役作りのために18キロ体重を増やして
3人の子を育てる母を演じていたのだけど、
その時と同じように、度肝を抜かれた作品。
みんなもよかったら…( ˘ω˘ )❤️