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SxP DAY vol.123 「RENOIR」

早起きして、急遽思い立って行ってきました!
ルノワール展@国立新美術館






中でも、自分が特に気になった作品。

1868年 “猫と少年”


1873年頃 “イギリス種の梨の木”


1911年 “バラを持つガブリエル”


『結局のところ、私は自分の手で働いてるよ。だから労働者さ。絵の労働者だね。』

晩年のルノワールは、リウマチで動かなくなった手に絵筆を括り付けて描いてたらしく
常に、常に限界を超えていこうとする執着心とか貪欲さに、途中からパンチ喰らったような感覚になった。
正直 コトバも思い浮かばないくらい、圧倒された。

その努力とか、好きだとか言ってる次元じゃない感覚が、誰よりもないと、究極には辿り着けないんだろうな。って。
痛い目にあった気分だった。

自分のいる場所に安心しきっちゃったら、
ほんとにそれ以上はないんだなと、改めて思う。

ラストはルノワールが描いたモネの絵。
ルノワールとモネは印象派時代の仲間であり、生涯の友人だったらしく
お互いが一番影響を与えあった時期に描かれた作品だとか。

同じアーティストで、リスペクトしてる相手を前にして描く感覚って
相当、神経研ぎ澄まされそうだよね。
描くのだって勇気いるし、
完成して、実際見てもらう時はどっかに隠れてたくなる。笑
絶対、ニヤニヤしちゃうだろうな。