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SxP DAY vol.75

こうしよう!と思っていたことも
実は誰かの考えだったり
自分の中でいつの間にかつくり上げてきたものだったら?


最近読んでる本
ミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡−迷宮−」
CICOさんからプレゼントでいただいた。嬉しい。。



冷たい空気感
暗くて埃っぽい部屋のにおい
読み進めていると気持ち悪いぐらい
世界に引き込まれる

私が大好きな「不思議の国のアリス」の内容を連想させル...

会話が成り立たない登場人物たち
奇妙な動きをするグロテスクな姿の者。
時より繰り返し出て来る「時限爆弾」というメッセージ

30の短編集でできてて
4つめのストーリー「駅カテドラルは、灰青色の岩石からなる」は
薄気味悪いほど不思議世界に引き込まれた…。
この本を映画化したら
すさまじい描写になりそう。

ミヒャエル・エンデの作品は
伝えたいことが裏テーマとして隠れてることが多いから
読み進めながら、こんなこと言いたいのかな?と探ってはみるけど、
なかなか理解できないストーリーも時たま出て来る。笑

その他に印象に残ってるのは5つめのストーリー。
闇につつまれた舞台で
幕の裏で踊り始めるのを待つ男。
でもなんのためにここに立って、なんのために踊るのかもわかってない

それって現実でも
こうしよう!と思っていたことが
実は誰かの考えだったり、
自分の中でいつの間にか作り上げてきたものだったら?

疑ってみるのも悪くない。