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SxP DAY vol.402「勝手にふるえてろ」

数年前に、綿矢りささんの『インストール』
という本を読んだのをきっかけに、
『かわいそうだね?』や
『勝手にふるえてろ』を
手に取る事になったのですが、

気に入った作品は
繰り返し読む&見る派な私は
再び『勝手にふるえてろ』を開く。



“私には彼氏が二人いて、
どうせこんな状況は長く続かないから
存分に楽しむつもりだった。”

・・・この内容だけを読むと、
2人の男を弄んでいるイケイケ女子な主人公と
受け取ってしまいますが、

学生時代からずっと片想いをし続けていて、
“彼がおびえがちに微笑むのを見ていたいだけ”の
イチ彼と、

“できたての弁当の底みたいなほかほかした
あつくるしいオーラの男性”
・・・という言われようの(笑)
社会人になった主人公が
人生初の告白をされ、その上返事を待たせている
二彼。

この“イチ”と “二”
2人の間で揺れている
(イチに対しての思いは、ほぼ一方通行)
良く言うと一途で正直。
ちょっぴりイタイ主人公の話。

あぁ分かるわ〜。。。な
女子ならではのあるある場面や、
相手の言動に対して
心でツッコミを入れる瞬間が赤裸々すぎて、
そこも含めて、面白おかしく読める。
それでいて鋭い作品。

再び読み進めていく中で好きだなぁと思うのでした。

私の片想いでいうと、
以前にもここで紹介した事がある
一方的にこよなく愛する
海底撈という火鍋屋さん。

久々に食したのは、左トマトスープ。
右は見ての通り唐辛子がわんさか入った
麻辣スープ。



中国ツアーで、北京に一人暮らししていた頃
ほぼ2日に1回くらいのペースで通っていた火鍋屋さん。
日本にもかなり前にできたので、
時々利用するんです。

ランチの最後は
杏仁豆腐と共に、思い出のフルーツが…!



『リュウガン(ロンガン、竜眼、龍眼)』という
ライチの同科別属で、
多汁で糖度が高く、中国では生食だけではなく
ドライフルーツとしても愛されているらしい果物。

私があまりにもハマってしまい、
通訳の方が市場で買ってきてくれて
みんなで撮影中もぐもぐ食べた思い出のフルーツ。



これを書きながら、
また食べに行きたい熱がふつふつ。