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SxP DAY vol.378「わたしのマトカ」

GWも中盤を迎えましたが、
みんなは何してますか?
東京は雲一つない快晴。

先日、ブログの最後に書いた
片桐はいりさんのエッセイ「わたしのマトカ」

早速このGWに読み始めました。



この作品は、はいりさんが
映画「かもめ食堂」の撮影で訪れた
フィンランドで起きた出来事、出会った人々、
はいりさんの旅行遍歴のあれこれが、
ギュッと詰まった一冊。

普段、旅に出かける際は
その国や場所について
徹底的に下調べをしてから行くらしいのですが、
今回は出張だからと、
下調べ無しでヘルシンキの町に放たれた。
「思い出つめ放題の機会に恵まれたってわけだ」
という始まり。

得体の知れない味に震えた、真っ黒飴の話。
トラムの運転手さんがくれた、まごころ話。

何度も読み返したくなるほど面白い。
ユーモアたっぷりな表現に、どんどん引き込まれる。

「マトカ」はフィンランド語で「旅」という意味らしく、北欧感漂うこの表紙にも惹かれてしまう。

私が一人旅で特に思い出に残っているのは、
真冬に訪れた“ニューヨーク”と、
初の中国ツアーでの2ヶ月。



これは成都で合流したスタッフさんと撮った写真。
なぜかハイテンション。笑



“Bright Town”
“光と影” というこの2曲は
ニューヨークの一人旅をきっかけに作った曲。
1st FULL AL「Memento」に収録の
“海淀南路36号-Hai Dian Nan Lu-” という曲は、
北京で実際に住んでいた時の住所をタイトルにした曲。(^^)

今思うとかなりハラハラしたっけなぁ…(笑)
って出来事や、半べそかいたような出来事が、
自分の旅を色付けてくれていた事に気づく。

新しい発見が、これでもかという程
飛び込んでくる興奮。

もう一度感じたい。
ぁあ、旅をしたい。

この本を読みながら、
改めて旅が好きだと気づかされる。

旅行に行けないこんな時期だからこそ
お勧めの一冊。

そして、
先日観た「小野寺の弟・小野寺の姉」 からの
「かもめ食堂」からの「私のマトカ」。

もう、私の中は、はいりさん一色である。