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Where the Wild Things Are

「かいじゅうたちのいるところ」


もともと世界的ベストセラーだった絵本を
実写で映画化したものらしく
映画のあらすじを見た時は、
どんな結末になるんだろ?少し子供向けな
ファンタジー映画を想像してたんだけど、、
よくありがちなハッピーエンドで終わる作品じゃない。

純粋で想像力があって、すっごいやんちゃな
主人公の少年マックスが
子供ながらの孤独感、苛立ちから
ある夜かんしゃくを起こして母親と喧嘩。

マックスは家を飛び出し
走り続けてたら、
いつの間にか見た事の無い水辺。

小さなボートに乗って
海を越えて辿り着いたのは
見た事も無い怪獣の島。


最初は怪獣達に食べられそうになるものの
結果小さな王様になって、
怪獣達とは母親にも姉ちゃんにもわかってもらえなかった
マックスが想像する楽しい事、思ったままになんでもできた。

でも、ここから
少年マックスの描く「夢の世界」だけで終わるんじゃなく、
思い通りにならない、大人になるほどにわかってくる
「現実」がそこに混ざってくるところが
他には、なかなかないんじゃないかと思う映画だった。


最後のシーンにしても、
分かりやすく言葉で伝わるラストというより
なんとなく心で「うん うん。」と理解して涙ぐむような
私は好きな映画だった。


時々、怪獣にハラハラさせられるのも
異世界感が私の大好物な部分だったりする。

キューブリックがあるらしい。
ほ、欲しい。笑